• 食品衛生監視員

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    食品衛生監視員とは、どんな仕事?

    食品衛生監視員は公務員の仕事の一つで、輸入されてくる食品の安全性を確認します。
    全国の港や空港に設けられている検疫所で、輸入されてきた食品の安全性を監視したり、指導を行ったりする輸入食品監視業務、輸入食品などに微生物が繁殖していないかを調べるための微生物検査などを行う検査業務、感染症にかかった肉などがないかを調べる検疫衛生業務が主な仕事です。

    島国である日本は食品の自給率が低く、半分以上を輸入によって賄っています。
    さまざまな国から輸入される食品のなかには日本の安全基準を満たしていないものもありますし、輸送中に微生物が繁殖したり、ねずみが齧ったりして感染症の原因になるリスクもあります。
    これらの危険から、私たちを守ってくれるのが食品衛生監視員です。

    地味な仕事に思えますが、国民全体の健康や安全を守る重要な業務です。
    また、検査業務などのデスクワークだけでなく、輸入関係者や食品会社、自治体関係者などさまざまな人と接するので、検査スキルはもちろんのこと、コミュニケーション・スキルも求められます。

    採用と採用後の研修

    食品衛生監視員は厚生労働省に所属する国家公務員と、地方自治体に所属する地方公務員の2つに分けられます。

    国家公務員の食品衛生監視員の採用試験は2012年度から、専門職試験として人事院が行っています。
    試験は1次試験と2次試験があり、両方に合格した人が採用されます。
    この試験を受験するためには、大学で医師や歯科医、薬学、畜産学、水産学、農芸化学の課程を修了するか、都道府県指定の食品衛生監視員の養成施設で、課程を修了する必要があります。

    試験に合格して採用された後は、検疫所の業務に関する基本的な知識や国家公務員の使命を学ぶための研修が行われます。
    輸入食品監視業務に配属された職員に対しては、食品衛生法に関する特別プログラムによる研修も実施されます。
    その後もキャリアに応じて、それぞれに適した研修が積極的に行われています。

    食品性監視員の職場は主に、全国の検疫所です。日本は13か所の検疫所と14か所の支所があり、その他にも83か所の出張所があります。
    これらの検疫所に配属されますが、2年~3年周期で転勤があるので、数年置きに全国を転々と移動することになります。
    検疫所以外に厚生労働本省や地方の厚生局、保健所等へ出向勤務する場合や、その他の部署に食品衛生監視員として配属される事もあります。

    地方公務員としての採用の場合は、それぞれの自治体の職員採用試験に合格する必要があります。
    合格基準や採用条件などは自治体によって異なるので、事前にホームページなどで確認しておきましょう。