医師不足の深刻さ

テレビのニュースなどで医師不足の状況が報道されることも多いです。
どこそこの病院のある診療科が閉鎖になったとか、病院が統合されるといった話題を耳にした人も多いことでしょう。
診療科目が閉鎖するとか病院の統廃合が進むのは、医師不足が大きく関係しています。

厚生労働省が2008年に集計したデータによると、人口1000人当たりの医者の数は2.15人となっています。
これはOECDに加盟している30か国の中でも27位で、OECD平均の3.1人よりも低いです。
OECDの平均レベルに到達するまでには12万人の医師を増員しないといけない計算となります。

このため、多くの病院で医師の募集を行っているのが現状となっています。
逆に言えば、医者にとってはより良い条件の転職先を選べる、売り手市場となっているとも言えます。

看護師の転職状況

看護師不足に関しても、かなり深刻な問題になっています。
あるデータによると、日本全国の7割の医療機関が慢性的な看護師不足の状況に悩まされているというデータもあります。
そこでいかにして多くの看護師を確保するかということに躍起となっている所も出てきています。

看護師不足になる原因として、結婚して仕事復帰できなくなっているスタッフが多いことも関係しているでしょう。
結婚すると家事や育児との両立をしないといけないので、なかなか職場復帰できずにずるずると専業主婦をしているケースも多いようです。

このような人が積極的に職場復帰を果たせるように、最近ではいろいろな試みがなされています。
例えば、アルバイトで看護師の募集をする対応をしている医療機関もあります。
アルバイトであれば、シフトが自由になり、気軽に働くことができるため家事や育児との両立がしやすくなるメリットがあります。

その他には、託児所を病院内に設ける対応をしている病院も増えてきています。
子どもをどこに預けるかが仕事復帰の障害となっている看護師も多いようです。

そこで、託児所を設けてそこに子どもを預けて、仕事に専念しやすい状況を作るわけです。
このように一昔前と比較すると、仕事のしやすい環境が整ってきているといえます。

医療事務の転職事情

医療事務のニーズも高齢化がどんどん進む中で高まってきています。
通信講座の人気ランキングの中でも、医療事務は上位に食い込むことが多いようです。
これも、医療事務という仕事に対する世間一般の関心の高さを反映しているといえます。

特に総合病院や大学病院における医療事務のニーズが高まってきています。
入退院の事務手続きの担当はもちろんのことですが、病院内の物品管理なども医療事務の業務内容に含まれます。

その他にも病院だけでなく、調剤薬局や今後は介護施設でも、医療事務のニーズが高まるのではないかとみられています。