大工の仕事

ここでは大工の仕事を見てみましょう。
日曜大工という言葉があるのですが、自分でノコギリやカンナで木材からテーブルや本棚などを造ることを指します。
日曜大工はあくまでも趣味の範囲ですが、大工はプロ仕事です。
主に木造住宅の建築に携わる仕事で、道具には、ノコギリやカンナ、ノミなどを使って、木材を自由自在に操ります。

骨組を造ったり、外壁や屋根、天井の下地を作っていきます。
新築時のみならず、リフォーム時にも必要なので、木造住宅に住む人は、大工さんの仕事を見る機会があることでしょう。
現場仕事の力仕事が多くなります。
棟梁になると、図面などを読み、また部下への教育も必要になります。

働く場所と経験

大工の多くは各工務店に所属することになります。
工務店は会社形態や個人経営と様々ですが、仕事内容に違いはありません。

大工になるには、それらの工務店に入る、親方に弟子入りすることになります。
そこで、大工仕事のノウハウを1から学びます。
基礎知識としては、木材の加工、組み立てなど。
一般的な知識はしっかりおさえる必要があります。

その上で実務経験を着実に積んでいきます。
弟子入り先の親方や経営者によっては厳し叱られることもあり、礼儀を重んじる風潮もある世界です。
弟子入りするにあたり資格の必要はありませんが、しっかりとした意思と覚悟は持っていないと一人前になれません。

どの業界でも一人前になるにはそれなりの年月がかかりますが、特に大工の仕事は厳しく、生半可な気持ちでは、やっていけません。
弟子入りして数年の新人のお給料は低いです。
それ以降平均すると400万円弱の収入を得ることができ、棟梁になると1000万円近く収入を得る人もいます。

苦労とやりがい

苦労は、肉体労働なので、体力が命ともいえます。
健康でない限り続けることもできません。
加えて、現場仕事が多いので、夏は炎天下の中作業で体調を崩す人も多くなります。
ケガや事故もあるので、常に最新の注意を払って、慎重に仕事をしなければいけません。

一方のやりがいは、大工も物造りに携わる仕事なので、物造りの醍醐味、完成した物に対する達成感は感動的です。
数か月かけて足場から基盤を作りあげて、出来た住宅を見た時には感動すら覚えます。
そしてもう一つのやりがいは、感謝の声を直接聞けることではないでしょうか。
完成したその建造物をお客さまと一緒に見ていただく「ありがとう」の言葉は、何もにも変えられませんし、その間の辛い肉体労働も、最後の感謝の言葉で全部吹き飛んでしまうほどです。
木造住宅がある限り続く大工の仕事、労働以上の達成感、喜びの声を聞ける、直接現場をしることのできる仕事です。