医療事務

医療事務って、どんなお仕事?

医療関係の事務系の仕事として人気が高いのが、医療事務です。
一般の会社の事務職と医療事務の違いで最も特徴的なのは、レセプト作成業務と呼ばれる仕事があることです。

日本は健康保険制度が整っており、病院などで治療を受けた時に、治療費の全額ではなく一部の支払いで良いようになっています。
このため医療機関では医療費を患者さんから一部受け取る以外に、健康保険組合に診療報酬を請求してお金を受け取る必要があります。
健康保険組合に請求する診療報酬は、点数制になっています。
診療内容ごとに点数が決められており、点数表に基づいて請求書を作製します。
この点数は医療機関での治療によるもの、歯医者さんでの治療によるもの、薬の調剤に関するものの3種類がありますし、点数制度の見直し等で点数が変わることもめずらしくありません。

非常に煩雑なものなのですが、これら細かな点数に分けて作成する診療報酬の請求明細書のことをレセプトと呼んでいます。

レセプトは、日々発生する診療報酬をカルテを基に細かく点数によって記録し、それを決められた期日までに請求明細書に記入して提出しなければいけません。
大きな病院になるほど診療報酬は細かく分かれていますし、請求金額も膨大です。
請求明細書の提出が期日に間に合わなかったら、入金が遅れますから大変なことになります。
この煩雑な作業を専門的に行うのが、医療事務の主な仕事です。

医療事務で欠かせないレセプト作成業務

医療費は点数で表され、健康保険の適用額も点数に応じて変わってきます。
その計算は、患者のカルテを元に医療事務がしていきます。
コンピューターにデータ入力し、診療費を算出していくのです。

カルテの内容をよく理解しないとレセプトは作成できませんから、医療事務の最も専門的な業務となります。
大変複雑で手間暇のかかる業務ですが、資格や技術があれば、病院で採用されやすいので転職では非常に有利な職業です。
忙しいのがイヤな人は、診療所などでも働けますから、子育てと両立させながらなど、ライフスタイルに合わせて職場が選べるのが大きな魅力です。
このため特に女性に人気の高い職業となっています。
ただ、提出期日に間に合わせる必要がありますから、提出日前には残業をしなければならない場合があることを頭にいれておきましょう。
提出日前以外は突発的なことが起こらない限り定時に帰れる職場が大半ですから、働きやすい職業といえますね。

医療機関へ転職を考えているなら、医療事務にチャレンジしてはいかがでしょうか。
特に資格は不要ですが、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」や「診療報酬請求事務能力認定試験」などの民間資格を取得すると有利です。